エレクトーン演奏グレード4~3級指導法 楽曲に学ぶ即興・初見練習法

エレクトーン演奏グレード

エレクトーン演奏グレード(5~3級)指導法 楽曲に学ぶ即興・初見練習法・2

《最初に》
5級と4~3級、どこをステップアップすれば良い?
♪知識
音楽の様々なジャンルに精通すること(ビート、使用される楽器・コード

♪演奏(技術)
音色(楽器)によるタッチの弾き分け

≪科目毎に≫
初見:
4=曲中の転調が増える(属調のみに留まらない)
3=基調の♯♭の数が増える

即興A:
♪コード付け:何小節単位でコードが割り振られるか、構成はどうか、
♪ジャンル:小節のどこに重心があるか(ビート)、歌う音楽か踊る音楽か

即興B:
メロディの特徴が顕著になる
モティーフの特徴を的確に捉える→リズムを決める→適正のテンポを設定する→音色が決まる→使用するコードの種類が決まる

曲:同じ曲、どこをブラッシュアップすれば良い?
5=楽譜を正しく演奏できる
4=その曲が属するジャンルを正しく理解する、使用される楽器の奏法を知り演奏表現できる
3=全てを満たした上で説得力ある演奏が出来る

ビート オンビート オフ(アフター)ビート
2or4ビート マーチ
ポルカ
ウェスタン
ハバネラ
タンゴ スウィング
バウンス
8ビート カンション・チャチャチャ・ルンバ
ボサノヴァ・ボレロ・ビギン ロック・ロックンロール
ディスコビート
16ビート マンボ・サンバ
スカ・サルサ ユーロビート・ハウス
フュージョン
3ビート ソン
ワルツ ジャズ・ワルツ

♪代理コードコード Substitute Chord プログレッション上重要な音を共有している
Tonic:Ⅰ→Ⅲm・Ⅵm
Subdominant:Ⅳ→Ⅱm7 Ⅳm→Ⅶ♭7・Ⅵ♭
Dominant:Ⅴ7→Ⅱ♭7・Ⅶdim7

♪借用和音 Borrowed Chord 同主調・近親調からの借用
ドッペルドミナント(ダブルドミナント)
セカンダリ・ドミナント(ダイアトニックスケール上の全てのコードのドミナント)

♪音階外和音♪
増三和音 Augmented Triad
♭5

♪コード進行
Ⅰ   →   Ⅴ
→Ⅵm7・Ⅵ7 Ⅱ7・Ⅱm7→

Ⅰ→Ⅵm→Ⅱm7→Ⅴ7
Ⅰ→Ⅰ7→Ⅳ→Ⅳm
Ⅰ→Ⅱm7→Ⅲm7→Ⅳ
Ⅰ→Ⅴ/Ⅶ→Ⅵm→Ⅲm/Ⅴ→Ⅵ→Ⅰ/Ⅲ→Ⅱm7→Ⅴ7
Ⅳ♯m7→ⅣM7→Ⅲm7→Ⅲ♭M7→Ⅱm7→Ⅱ♭M7→ⅠM7
Ⅵ→Ⅴ/Ⅵ→Ⅲm7→Ⅵm

♪ラテン音楽概要
ラテンアメリカ=ラテン民族(イタリア・スペイン・フランス・ポルトガルなど)によって征服・移民されたため、欧州人が持ち込んだ文化、楽器、リズムなどと土着の音楽が混合されて出来る。
国によって移住した民族が異なり音楽にもその影響が出る。

〈メキシコ〉
主にスペインの支配下となる(フラメンコの影響を受ける=ギター)
マリアッチ編成(ヴァイオリン、ギター、トランペット)
殆ど主要三和音、標準的カデンツで作られる
カンシオン→エストレリータ、グラナダ ソン→ラ・マラゲーニャ、シェリトリンド ハラベ→メキシカンハットダンス
〈キューバ〉
スペイン系の移民と奴隷として北米に連れてこられた黒人
殆ど主要三和音、標準的カデンツで作られる、繰り返しが多い
チャランガ編成(フルート、ヴァイオリン、ピアノ、コントラバス)フルバンド編成
チャチャチャ→チャチャチャは素晴らしい グァラーチャ→エルクンバンチェロ ルンバ→マイアミビーチルンバ ボレロ→ベサメムーチョ マンボ→マンボNo.5
〈ブラジル〉
ポルトガルの音楽が主流、それに黒人音楽(リズム)が融合される
サンバ殆ど主要三和音 ボサノヴァは♭5・9thなどのコードが用いられる
サンバ→ブラジル ボサノヴァ→黒いオルフェ、マシュケナダ、イパネマの娘、おいしい水、トリステーザ
アントニオ・カルロス・ジョビン、
〈アルゼンチン〉
イタリア系の移民が多い(貿易港でもあったため船員が多く出入りした)
オルケスタ・ティピカ編成(ヴァイオリン、バンドネオン、ピアノ、ベース)
1・2二つのテーマから成る
タンゴ→ラクンパルシータ、真珠取りのタンゴ、碧空、ジェラシー コンチネンタルタンゴ→
ピアソラが現れる
〈ジャマイカ〉
英国領
カリプソ(ソング)、メント(ダンス)、スカ(メント+R&B+ジャズ)、レゲエ
ボブ・マーリーが現れる

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