ヤマハエレクトーン演奏グレードの選曲について

エレクトーン演奏グレード

選曲
◇クラシック・課題曲
・曲の長さや譜面で選ばず、自分の苦手なテクニックが入っていないか、弾きやすいテンポ・拍子の曲であるか充分考え、練習にどれくらい時間が掛かっても、本番に安定して弾けるものを選択する
・この曲のここだけは、という部分は確実に間違えないようになるまで練習する

◇自由曲
・ジャンルが偏らないように
・曲は試験の科目中、唯一練習していけるもの、自分の持っているテクニック・ノリにあった曲を、しかし偏らないように選んで練習することが大事
・4曲だけ弾いてそれを持って行くのはどうだろう? 自分が安定して弾けるものはたくさん弾いてみないと見つからない

◇曲全般
・目で指を運ぶのでなく、指の幅で運べる指使いを考える
・最後までメロディを頭の中で追いながら弾けるようになるまで、それを邪魔していると思われる、テクニック的に問題がある箇所を繰り返し練習する
・右手だけ録音してそれに合わせて伴奏を弾いてみる、またその逆をやってみる あえてバランス悪く設定した音色で弾いて、普段弾きながら聴けていないパートを意識するのも必要
・一か八かはほぼ自滅すると思って良い 練習で出来ないことが本番で出来るわけがない
・自分は誤魔化せない 恐いと思うところが残っていると必ず失敗する
・間違えないためには練習においても「間違えない」こと→ゆっくり弾くことも大事
・しかしゆっくり弾きすぎると本来のテンポで不可能な運指などの癖がつくので注意がいる
・安定させる一つの手だては暗譜にある
・最後は練習量だけが自分を支えてくれる自信になる
・試験官は選曲そのものも見ている
・本番はミスの数より音楽性を大事にすることを意識する

◇G4編曲
・ポップス調に編曲するのなら、即興の延長上にあると考える この場合前回の資料にあるように、ジャンル・テンポ・使用する音色など、出来るだけ「本物」に近づけられるように工夫する
※既成譜を参考にするのも良いが、特徴的すぎる編曲を雛形にするとただのマネになってしまうので注意!
・クラシック調に編曲するのは出題の仕方からすると難しい 可能性を探るなら、変奏曲風といったところだろうか
・全くのオリジナルアレンジも可能 だがせっかくなら勉強したことを活かしてみる方が良いと思う
・どの場合も4級としての演奏テクニックが盛り込まれるように

◇G3作曲
・編曲の延長上にある そもそもG4に編曲が盛り込まれたのは、G3でいきなり作曲をするのは難しいと判断されたから
・この際なのでポップス・クラシックなど目標を定めて一つのジャンルを掘り下げ、自分のものに出来ると良いと思う
・もちろん3級としての演奏テクニックが盛り込まれるように
◇レジストについて
・他人の作ったレジストである場合が多いが、内容を把握すること+自分が弾きやすく変えることが大事
・リズムの入っていない楽譜にリズムをつけても良いが、楽譜のノリとかけ離れないこと 細かく打ち込みすぎるとずれたとき悪目立ちする(星に踊る天使たち・逃げろハムスター)
◇総括・講師としての演奏
・聞いて貰う立場から、聴かせる立場へ変わっていなければならないことを自覚する
間違えないだけの演奏では仕事として成立しない
・先生であること=幅広いジャンルの音楽知識とそれを弾きこなせる演奏力があること
・客観性を養うこと
・自分も苦労してみよう 弾けるはず、と思うものが結構難しい
・読譜ではなく、弾き方を教えられる講師になろう(評論家、感想を述べる聴衆ではない)
・スケールとカデンツの練習は、曲にも活かされる 全調に挑戦してみよう

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