イントロ・エンディング、即興演奏の勉強ではとても大切な事柄ですね。
予見で課題を見たとき、どんなリズムでどんな構成で与えられた曲を編曲しようかな?と考えますよね。このとき考えたリズムや楽器編成がエンディングに至るまで一貫していないと曲がバラバラになってしまいます。
どんな課題でもいつも一緒、または既成曲のアレンジからそのまま持ってきたものはやはり無理があると言えるでしょう。
理想を言えばイントロ・エンディング、と別々のものとして考えるのではなく、イントロは今から弾くテーマにいかにスムーズに入れるか、エンディングは弾いてきた流れをいかに納得できる形でまとめられるか、が重要ですから、存分にテーマを歌い込み吟味すれば自然と出てくるはずなのです。
とは言っても勉強の過程では道標があった方が分かりやすいでしょうから、普段私がレッスンで生徒さん方にアドヴァイスしている一番単純な方法を書いておきたいと思います。
イントロ
Ⅰから始まりⅤ7で終わる4ないし8小節のコードを決める。(課題がⅠで始まらない曲はⅠで終わる)
その上に課題のなかで重要だと思われるモティーフを断片的に用いてメロディをのせる。
エンディング
課題の最後の4小節のコードを再度繰り返し(もしくは終わり2小節を倍に拡大し)終止に向かうメロディをのせる。
勿論既成曲を参考にされても構いません。何故この曲にこのイントロ・エンディングなのかをよく分析してみてくださいね。
またステージアになってさらに充実したアカンパニメント(特にタイプ3)を聴いてみるのも大変参考になると思いますよ。
頑張って下さいね!
コメント