グレードの各科目に必要なカデンツの練習について

ヤマハグレード5~3級

カデンツに限らず、演奏において効率の良い練習方法は誰もが知りたい内容ですよね。

ちょっと脇道にそれますが、私が学生時代先生方から言われて、今も指導にあたるうえで忘れないようにしていることばが二つありますので読んでくださいますか。

1:手は頭より覚えるのが遅い

頭で理解できていても、弾けるようになるためにはそこから先にまだ練習が必要だということです。

2:間違うための練習はしない

5回弾いたとします。2回間違えて3回正しく弾けました。これでは身体は“1”しか正しく練習できなかったことになります。手足は、何回も繰り返したことを覚えるのです。せっかく10回も弾いたのに間違えた数の方が多かったら??

怖いでしょう?

基本的に練習は「間違えないで繰り返し弾く」ことが重要なのです。

でも「間違えるから練習するんでしょ?」と言われそうですね。

本当に間違えないで弾く方法は全くないでしょうか?

ポイントも二つです。

1:ちゃんと楽譜にする

もちろんカデンツが必要な場面で楽譜を見ているようでは、初見や即興に役に立てることは出来ません。でも頭で考えながら弾くよりも、必要な調を全部、出来ればいろんなポジションできっちり楽譜に書いたものを練習した方が、手間は掛かりますが最終的には近道だと思います。

急がば回れ、って言いますよね?そして“書く”という作業も覚えるために一役かってくれますし。例え先生がカデンツ表を下さっても、自分で見やすいように整理して書いてみるといいですよ。

2:弾けるテンポで弾く

ようは最初はゆっくり丁寧に弾きましょう、ということです。そして以外と侮りがちな指使いも、先の楽譜作成の時に書き込んで、毎回正しい運指で弾けるようにすると尚良いですね。

ぱっと覚えて弾けるようになる「魔法の方法」をお教えできなくてすみません。

でも、多くの生徒さん達にやってもらって一番効果が上がっている方法なので、ぜひ取り組んでみてくださいね。

著者
MAMI

音楽教室鍵盤科講師
弾けるための身体つくりの研究に没頭しています
時々演奏家 時々作曲家 時々料理人

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